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りょうなんブログ

心の育ちはちょっとしたところに

令和3年度の保育が本日無事に修了致しました。
保護者の皆様、本年度も大変お世話になりました。
 
 
修了式に参加しながら、今年度を振り返っていました。
コロナウイルスと戦いながらの1年。
「今まで通り」「いつもはこう」「毎年恒例」が通用しなくなることがたくさんありました。
その分、職員間で新しいことや前例のないことを話したり考えたりすることが増えました。
 
0から1を生み出すことはエネルギーが必要です。産みの苦しみと言う言葉もあります。
幼稚園としても手探りで、時に悩み、時にこれまでのやり方を変えながら保育に取り組んできました。
その中で、保護者の皆様にも我慢していただいたり、これまで以上に心苦しいお願いを受け入れていただいたりしました。
 
 
でも、
だからこそ、遊びを通して「自分で考えたり試したり工夫したりする力」を育んでいくことが大切なんだと気づかされた面もありました。
 
コロナのようにこれまで経験がない未知の事態が起きた時に、子どもたちには「自分で考えたり試したり工夫したり」しながら乗り越えていってほしい。
 
自分の知らないこと、新しいことに自分なりに予想を立てて、試してみる。
試して失敗しても、心折れずに別のやり方で取り組んでいく。
ひとりでは難しいことも、仲間の力を借りて解決しようと挑戦する。
 
どれも人間が生きていく上で大切な力です。
 
そして、保育の中で見られる遊びにはこういった力に繋がる要素がすべて含まれているんです。
だからこそ、幼稚園ではのびのびと遊び、さまざまな人やモノと出会い、自分の中にある感情と向き合い、いろんなことを考え、悩み、話し合い、成長していってほしい。
 
 
そんな幼稚園でありたいと改めて感じた本日の修了式でした。
 
 
 
新しい帽子をもらった時の子どもたち、とっても嬉しそうでした。
鏡で自分の姿を確かめてニンマリ。
 
 
自分で支度をしたり、言われなくても姿勢を正したり、友達の話を聞いたり
育ちは小さなところに表れます。