りょうなんブログ
優しさの根源
保育者が嬉しそうに写真を1枚見せてくれました。
年中組の子が、年少組の子の手を引く写真。
後ろ姿からでも、年少の子のことを気遣い、優しく接していることが伝わってきます。
大人に言われてやっていることではなく、
また、この場面の時だけやっているわけでもなく、今週様々なところで彼女のこういった姿を見かけたそうです。
こういう姿に出会うたび、優しさはどこから来るのだろう、と素直に感動してしまいます。
誰かに「人には優しくしなさい」と言われて出来るものでしょうか。
自分が誰かに優しくしてもらった経験が心の片隅に残っていて、それがこの行動に繋がっているのかもしれませんし、
自分も親御さんと離れて寂しい思いを味わい、でもそれを乗り越えてきた経験があるからなのかもしれません。
でも、もとのもとをたどっていくと、
私は、親の愛情が優しさの根源なのではないかと思っています。
アメリカの作家、ドロシー・ロー・ノルトの『子は親の鏡』という詩の一節にも
「やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ」とあります。
愛されて育った子は、人を愛することができるようになっていくのかもしれませんね。
さて、幼稚園では進級・入園の混乱も少しずつ落ち着き始めたように感じます。
園庭が雨で水浸しの日が多く、洗濯物が大変だったご家庭もあるかもしれませんね。
これから気温が高くなると水遊び、泥遊び増えてきます。服の汚れ=幼稚園でたくさん遊んできたんだなと捉えていただけたら嬉しいです。
来週から通常保育も始まります。給食、お弁当の様子もどこかで紹介しますね。