りょうなんブログ
年度末の雰囲気
今週で令和4年度の保育に幕が引かれます。
今年度も綾南幼稚園の教育・保育にたくさんのご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。
年少ひよこ組では持ち帰りの荷物を丁寧に仕分け中。
この時期はだんだんすっきりとしていく保育室が、少し寂しさを感じる反面、
「新しいクラス」へと意識が向くきっかけにもなっているように感じます。
同じく年少あひる組では、自分の名前がついたシールをはがす作業に全員で取り組みました。
カリカリと爪でシールをはがす作業は、ふだんは「とっちゃダメ!」と言われることもあって、ちょっと特別。
こういう細かい作業が好きな子にとってはたまらないのです。
立つ鳥跡を濁さず。
年少ことり組では、いつも歌っている朝のうたの場面にちょうど遭遇。
「見てて!」とせがまれたので見学させてもらいました。
元気に歌っている姿に、1年前の彼らを重ねて見てしまいます。
大きくなったね。立派になったね。
ホールでは年中組が集まって、新クラスのお披露目会。
1人ずつ名前を呼ばれ、「◯◯ちゃんは・・・ふじ組!」
と、新しいクラスを発表されていました。
どの子もとても嬉しそうな表情。
先に待っている子が、名前を呼ばれてやってきた子をぎゅっと抱きしめていて、
ああ、なんて素敵なつながり・・・とひそかに感動。
4月からが楽しみになるひとときでした。
保育中の時間に、卒園式を欠席したMちゃんのために、プチ卒園式を企画。
立ち合える職員のみですが、参列してお祝いしてきました。
お花に囲まれて素敵な雰囲気でした。
暖かくなったので、ツバメが物件探しに来ていました。
季節が巡っていることを感じます。
そして本日は修了式。
子どもたちがよく口にする「見てて!」「すごいでしょ!」「あのね」は、
自分自身のできるようになったことが嬉しくて思わず出てくる言葉です。
つまり子どもたちは自分の成長を自分なりに分かっている、ということでもある気がします。
それを誰かに認めてもらえることで、また新しいことに挑戦していく力に変えていくことができるのでしょう。
子どもたちの頼もしい背中を眺めながら、そんなことを考えていました。
30歳の人にとっての1年は30分の1ですが、3歳の子にとっては3分の1。
たぶんこれが「大人になると1年が早く感じる」という現象の正体なのではないかと思うのですが、
子どもたちの貴重な1年間を共に過ごせること、とても嬉しく思います。
来年度もどうぞよろしくお願いいたします。