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りょうなんブログ

生活に根差した学び

 
水曜日に、綾南幼稚園が所属する相和私立幼稚園協会主催のオープン講座に参加してきました。
 
講師は茅ヶ崎市の公立小学校の山田剛輔先生です。
 
上記のリンク先でも少し触れられていますが、小学校1年生の活動で学校探検をした際に、漢字で表示されている教室の表示を見て、「ひらがなだったら誰でもわかるよね」という気づきから、学校内の教室表示を子どもたちが作るプロジェクトを立ち上げたそうです。
その過程では、例えば「りかしつ」の表示を作るためには「り」と「か」と「し」と「つ」の字を書けるようにならないといけないことが分かり、ひらがなの学習もそこから始まります。
 
山田先生はこうした姿から、「やりたいことがあるけどできない」という場面にぶつかることで子ども自身が『必要感をもって学ぶこと』
これが本来の学びの順序なのではないか、とおっしゃっていました。
 
私たちが大切にしたいこともまさにこれです。
なんでだろう?→調べてみよう→でもわからない→誰かに聞いてみよう
困ったなぁ→みんなで相談しよう→そうか、その手があった!
といったように、生活していく上で出会う不思議なことや問題を自分たちで考え、試行錯誤し、解決策を見つけていく学び、いわば生活に根差した学びを大切にしていこうと再確認できる研修となりました。
 
何センチ?ということはわからなくても、「僕とブロックどっちが大きい?」ということは見ればわかります。
二つの写真を見比べれば、さっきより少しだけ高いものが作れたことにも気が付きます。
この気づきがその後の学びの根っこになっていくのだと思います。
 
保護者の皆様、半日保育へのご協力ありがとうございました。