おもちつき
本日、おもちつきでした。
年長組が苗から育てたもち米を、収穫し、脱穀し、精米し(これは理事長がやりました)、本日ついに味わう日がやってきました。
文章で書いてしまえば数行のことですが、ここに至るまでの道のりはけっこう大変です。
なんでも簡素化、デジタル化、効率化されていく世の中。
便利ではあるけれど、それだけが良いこととは思えません。
あえて大変なこと、面倒くさいこと、手間がかかること、遠回りすることも
子どもたちにとっては必要な経験。
その過程で、いろいろな発見があったり、大変さ・難しさが身に沁みたり、意外な楽しさに出会ったりすることが大切なのかな、と思います。
京都先端科学大学の川上浩司教授のインタビュー記事(https://globe.asahi.com/article/15206417「便利すぎる社会の弊害とは何か「不便益」を研究する京都先端科学大の教授と考えた」)にたまたま出会ったのですが、
この記事では
あえて不便にすることから得られるメリット=不便益という言葉が紹介されていました。
以下の画像はその記事から借りてきました。
川上教授は工学の専門家ですが、驚くほど幼児教育で大切にしたいこととつながることが多いのです。
すべてを不便にすることが良いとは言いませんが、
あえて「不便」を経験することで子どもたちにとって「益」になることもありそうです。
おもちつきからだいぶ話が飛んでいるので戻します。
子どもたち、とても楽しそうにもちつきをしていました。
結局はこの「楽しい」が1番。
楽しい、面白い経験を土台に、学びの芽、育ちの根が培われていきます。
お手伝いの保護者の皆様も、本当にありがとうございました。
今回もいつものことながら大活躍していただきました。