りょうなんブログ
コミュニケーション能力
当園の園庭は全体が川砂で、いわば「どこでも砂場」状態です。
そのため、至るところで砂遊びが生まれやすいのですが
Kくんが一生懸命山を作っているところに・・・
別のクラスのKちゃんが「何してるの~」と近づいてきました。
Kくんはたまたま2つ持っていたシャベルを「ん」と差し出すと
2人でお山づくり。
若者のコミュニケーション能力の低下が問題視されて久しいですが
こういう姿を見ていると、本当にそうなのかなぁ、と感じてしまう私です。
コミュニケーション能力がない、のではなくて、別の何かが壁になっているだけなんじゃないかなぁと。
これも園庭の一場面。
乗り物に乗っているYくんとそれが使いたいHくん。幼稚園でよくある場面です。
Hくんは外国にルーツがあるお子さんです。言葉で通じ合うことはまだ難しい。
でも、ちゃんと身振り手振りや表情でそれを伝えてくれていました。
そして、その想いを受け止めて、橋渡しをする保育者。
僕はこうしたい、でも相手にも事情がある、じゃあどうしたらいいんだろう
この葛藤の繰り返しが「人と関わる力」を育てていくのでしょう。
明日からゴールデンウィークですね。
また連休明けにお会いしましょう。