防災のこと
本日、防災引き渡し訓練でした。
雨天で足元が悪い中でしたが、ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
とはいえ、災害はいつ起きるか分かりません。
雨であろうが、雪であろうが、猛暑であろうが、
こちらの事情がどんな状況であろうが突然やってきます。
そういう意味では、良い訓練になったと言えるのかもしれません。
「面倒だから」と欠席せず、ご自宅から徒歩で我が子をお迎えに来られたことは、きっといつの日か役に立つ日が来るはずです。
地震の時の対応について、子どもたちには
・いつ起こるか分からないこと
・もし地震が起きたらまずは自分の命(特に頭)を守ること
を伝えるようにしています。
よく学校などでは「お・か・し・も」という言葉で子どもたちに地震の対応を伝えることがあります。
押さない、駆けない、しゃべらない、戻らない、ですね。
でも、呪文のようにこの言葉を教えるだけでは、
その言葉の背景にある意味まで伝わらないのではないでしょうか。
どうして押してはいけないのか?どうして戻ってはいけないのか?という理由についても、
たとえ相手が幼児であっても、ちゃんと向き合って伝えていくことが、
とても大切なことなのではないかと思います。
同時に、訓練後には各クラスで
「クラスにいる時に地震がきたら危ない場所はどこだろう?」
「もし近くに担任の先生がいなかったらどうする?」
と、いろんな場面を想定し、どう行動すべきかを“自分で考える”ことも大切にしています。
「もしかしたらピアノが倒れてくるかもしれない」というように場や状況に合わせて危険を察知する力も育てていきたいです。
同時に、担任以外の職員と信頼関係を作っておくことも大切ですね。
どの先生でも自分のことを守ってくれる、助けてくれるという信頼感はすぐには生まれません。
日頃の関係性の質も求められてくるのでしょう。
最後は宣伝です。
来週金曜日、6月6日に綾南幼稚園初の子育て講座を開催します。
広く地域の子育て世帯に向けて、子育てや子どものことに関わる講座を企画してまいります。
その第1回は「家庭でできる防災」です。
今回の引き渡し訓練でもう一度防災について見直してみようかな、と考えられた方
また綾南幼稚園以外の地域の子育て世代の方など、どなたでも参加できます。
よろしければご参加をお待ちしております。
お申し込みはこちらから↓(6月1日が〆切です)
https://forms.gle/KP87xmjVw6jvzcbm9