りょうなんブログ
3学期が始まりました
皆様、あけましておめでとうございます。
冬休みはどのように過ごされましたか?
例年通りとはいかなくとも、ご家族でゆっくり過ごす良さを味わえた方も多いのではないでしょうか。
しかし残念なことに、コロナウイルスが年末年始にかけてまた勢いを取り戻してきました。
昨日2回目となる緊急事態宣言も発出され、本日から緊急事態宣言期間となります。
どうしても手放しで新年を迎えられたことを喜べる状況ではないことは否めません。
2021年も引き続き、3密の回避や手洗いうがいの徹底など自分達にできることを考えていかなければいけません。
本日配布した手紙に詳細は記載しましたが、幼稚園としても感染対策をしっかりと行ないながらの3学期となります。
職員間でも改めて感染対策を確認し、対応に当たっていきます。
少し話がそれますが、
1月2日に放送された「逃げるは恥だが役に立つ」の新春スペシャルのドラマはご覧になりましたか?(ご覧になっていない方、申し訳ありません)
ドラマの中では、星野源と新垣結衣が演じる夫婦の間に赤ちゃんが生まれました。
ドラマの設定では一昨年から去年の年明けにかけてコロナウイルスが流行り始め、まだコロナに関する正しい知識もなく、世の中全体が浮足立っている頃が描かれています。(今も落ち着いているとは言えませんが)
「もしも生まれたばかりの赤ちゃんに感染したら・・・」と不安を感じた夫婦は、夫を東京に残したまま妻が実家に赤ちゃんを連れて戻ることに。
生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に暮らすこともできず、送られてくる写真を見て涙を流すシーンや、妻と子に直接会うことを我慢して遠くから見つめるだけのシーンなど心を締め付けられる描写がありました。(もちろんドラマとしてはとても良い作品でした。)
このドラマを見ながら、改めてコロナが浮き彫りにした人とのつながりの大切さや温かさ、反対に脆さを強く感じさせられました。
ご存知の通り、コロナウイルスが猛威を振るい、当たり前が当たり前ではなくなったり、新しい当たり前として浸透したことが多くあります。
どこに行くにもマスクと消毒、オンライン〇〇、大切な家族や友人に会いづらくなったことなど。
先行き不透明な時代と言われることが多い今の世の中ですが、今の子どもたちが大人になる頃にはどんな社会が待っているのか、私たちにははっきりと分かりません。
コロナに限らず、この先どんなことが起きるか分からない未来のために、私たち幼稚園としてできることを考えてみると
言われたこと、与えられたことをただこなすだけの子どもを育てるのではなく、自分で考えることができる子を育てていかなければいけないと考えています。
私たちが想像もつかないような技術や社会の仕組みがこの先できた時に、言われたことしかできない指示待ち人間では立ち向かっていけません。
自分で考え、仲間と力を合わせて未来へと進んでいける子に育ってほしいと思っています。
そのために特別な教育を行う必要は全くありません。
何よりも大切なのは”遊ぶこと”です。
子どもたちは遊ぶことを通して、自ら考え、工夫し、友達と力を合わせ、時に失敗し、悩み、葛藤し、試行錯誤しながら、様々な力が育っていきます。
この力は、「英語が話せるようになる」「漢字が書ける」「ピアノが弾ける」といったことのように、目に見えるものではありません。
しかし、自ら考えることができるようになるための大切な根っこになる力です。
幼稚園として、今年も子どもたちにそんな力が育っていってほしいと願いながら保育をしていきたいと思います。
まだまだコロナによる影響で、活動の変更などご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。
どうぞ2021年も皆様のご理解とご協力をいただければ幸いです。
本年もどうぞよろしくお願い致します。