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りょうなんブログ

実習生を受け入れして

現在、綾南幼稚園では4名の学生を実習生として受け入れています。
その学生たちの実習期間がちょうど今週で終わりとなります。
学生の初々しい姿を見ていると、初心に返る大切さを思い出し、自然に背筋が伸びる思いでした。
 
 
少し前の待機児童問題の解消などが影響し、保育業界では保育者不足が課題となっていました。
 
現在も、その問題が完全に解消されたわけではないのですが、待機児童のために保育所をたくさん作り
そこで働いてもらうために「とにかく保育者をたくさん集めよう!」という保育の量的な問題を抱えていた数年前から
今は少し状況が変わってきています。
 
保育所がたくさんあるのは良いけれど、そこで行なわれている保育は果たして子どもにとって良いものになっているだろうか?
と「子どもたちにとって質の高い保育」を保障しようと、保育の質的な問題への着目が重視されるようになってきているのが
昨今の保育業界の大きな流れになっています。
 
そのような背景がある中で、学生たちには実習を通してぜひ「先生になりたい!」と思ってもらいたいですし
質の高い保育を目指して子どもたちと関わってくれている綾南の先生たちの姿から、保育の面白さと奥深さを
感じてもらいたいとも思っています。
 
そのためには実習が楽しいものであることがベースになります。
「またやりたい!」と人が思うようになるための原動力は楽しい、面白いという気持ちです。
これは子どもの遊びでも同じことが言えますよね。
 
 
ただ実習における“楽しい”というのは、“楽をする”ということとは別です。
学生が子どもたちの姿から、興味関心のあることを読み取り、それに見合った環境構成や関わり方を用意する。
これは口で言うほど簡単ではありません。現役の先生達でさえ、日々悩み、試行錯誤しながら取り組んでいることです。
さらに絵本の読み聞かせやピアノだってあります。
責任実習といって、実習生が担当クラスの保育を朝から降園まで計画して実際に自分で子ども達に向けて行う日は指導案に、教材の準備に・・・と大忙しです。
 
こういったことを経験した上で、それでも子どもと関わることや、子どもの成長に立ち会えることに喜びを感じることができる人にこそ、保育者になってもらいたいな、と思っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
明日はファミリーデーです。
1週延期したおかげで、なんとか実施できそうなのでほっとしています。
感染対策に加えて、暑さ対策をしっかりした上で、ご来園ください。お待ちしております。