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りょうなんブログ

うまくいかない、を大切に

本日は観劇がありました。感染対策がしっかりされていて、安心して参加できました。
演目は「3匹のこぶた」でした。
誰もが親しみのあるお話なので、年少でも分かりやすく、また劇中に子どもたちとのやりとりも交えていただけたので、
とても楽しそうに参加していました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
話は変わりますが
1学期から続く色水遊びを3学期も楽しんでいる子がいます。
 
1年近くやり通してきた遊びなので、小さなところにたくさん工夫が詰まっています。
例えばこの写真。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
子どもたちの思いとしては、できるだけたくさん、できるだけきれいな色水を集めたいのです。
写真の子の手元に注目してみると、袋の上に道具を持っていることが分かりますよね。
袋の口に“じょうご”を当てて、さらにそのじょうごの中に“茶こし”をかぶせています。
上から花びらをすり潰した色水を流せば、茶こしで搾りかすは除かれ、じょうごを使っているのでこぼれる心配もありません。
 
 
これを見た時思わず「すごいなぁ~」と感心してしまいました。
道具を駆使していることもそうですし、それを組み合わせることで自分だけの力で「きれいな色水をこぼすことなく」集めることに成功していることがすごいです。
 
たぶん、この子は何回も袋に入れる時にこぼしてしまったり、花びらの搾りかすが一緒に入ってしまったりして、上手くいかない経験をしてきたのだと思います。
その時に、諦めるのではなくどうすれば自分の求める「きれいな色水」が手に入るか、考えたんでしょうね。
 
この考える経験が、とっても大事です。答えを教えられるのではなく、自分で見つけていく過程で子どもは育っていきます。
ですので「うまくいかない」「どうしたらいいんだろう」と悩むことも、子どもたちに経験させてあげたいことの1つです。
 
 
 
 
今週の様子(今週はちょっと少なめです。すみません。)